クラーク 博士 おすすめ SF
アーサー C クラーク
クラーク の描くSFの世界は、必ずしもハッピーエンドでは終わらない。しかしその根底に描かれる人と人の営みは、多くの人の共感を呼ぶ。千人十色、状況と役割により千変万化を見せる、世界と人。
楽園の泉
赤道上の同期衛星から超繊維でできたケーブルを地上におろし、地球と宇宙空間を結ぶエレベーターを作れないだろうか? 全長四万キロの〈宇宙エレベーター〉の建設を実現しようと、地球建設公社の技術部長モーガンは、赤道上の美しい島国タプロバニーへとやってきた。だが、建設予定地の霊山スリカンダの山頂には三千年もの歴史をもつ寺院が建っていたのだ……みずからの夢の実現をめざす科学者の奮闘を描く巨匠の代表作
都市と星
遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は……。
90億の神の御名
〔ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク2/ヒューゴー賞受賞〕高性能計算機で、神の御名のすべてを記そうとするラマ僧の奇想天外な計画を軽妙に語る表題作や、地球から三千光年かなたの星雲を調査していた天体物理学者の衝撃の発見を描いて、ヒューゴー賞を受賞した「星」、エッセイや年譜などを収録する。
Sir Arthur Charles Clarke
SF 長編
1951年 | Prelude to Space | 『宇宙への序曲』 |
1951年 | Sands of Mars | 『火星の砂』 |
1952年 | Islands in the Sky | 『宇宙島へ行く少年』 |
1953年 | Childhood’s End | 『幼年期の終り』 |
1953年 | Against the Fall of Night | 『銀河帝国の崩壊』 |
1955年 | Earthlight | 『地球光』 |
1956年 | The City and the Stars | 『都市と星』 |
1957年 | The Deep Range | 『海底牧場』 |
1961年 | A Fall of Moondust | 『渇きの海』 |
1963年 | Dolphin Island | 『イルカの島』 |
1975年 | Imperial Earth | 『地球帝国』 |
1979年 | The Fountains of Paradise | 『楽園の泉』 |
1986年 | The Songs of Distant Earth | 『遥かなる地球の歌』 |
1988年 | Cradle | 『星々の揺籃』 |
1990年 | Beyond the Fall of Night | 『悠久の銀河帝国』 |
1990年 | The Ghost from the Grand Banks | 『グランド・バンクスの幻影』 |
1993年 | The Hammer of God | 『神の鉄槌』 |
1996年 | Richter 10 | 『マグニチュード10』 |
1999年 | The Trigger | 『トリガー』 |
2000年 | The Light of Other Days | 『過ぎ去りし日々の光』 |
2003年 | Time’s Eye | 『時の眼』 (タイム・オデッセイ1) |
2005年 | Sunstorm | 『太陽の盾』 (タイム・オデッセイ2) |
2008年 | The Last Theorem | 『最終定理』 |
2008年 | FIRSTBORN | 『火星の挽歌』 (タイム・オデッセイ3) |
宇宙の旅
1968年 | 2001: A Space Odyssey | 『2001年宇宙の旅』 |
1982年 | 2010: Odyssey Two | 『2010年宇宙の旅』 |
1987年 | 2061: Odyssey Three | 『2061年宇宙の旅』 |
1997年 | 3001: The Final Odyssey | 『3001年終局への旅』 |
ラーマ シリーズ
1973年 | Rendezvous with Rama | 『宇宙のランデヴー』 |
1989年 | Rama II | 『宇宙のランデヴー 2』 |
1991年 | The Garden of Rama | 『宇宙のランデヴー 3』 |
1993年 | Rama Revealed | 『宇宙のランデヴー 4』 |
Sir Arthur Charles Clarke